EBM(根拠に基づいた医療)において予測分析ソフトウェアの利用が広まる
2009/04/08
エス・ピー・エス・エス株式会社
本社:東京都渋谷区広尾1丁目1番地39号
社長:ジェイ・パウエル
SPSS Inc. News Release
(本資料は2009年4月1日に米国SPSS Inc.より発表されたプレスリリースの翻訳を元に作成しております。)
米国イリノイ州シカゴ発(2009年4月1日)- 予測分析(Predictive Analytics)を提唱するSPSS Inc.は、去る4月4日~8日にシカゴにて開催された医療情報マネジメント・システム協会(HIMSS)の年次カンファレンスにて、予測分析ソフトウェアが、EBM(Evidence-base medicine:根拠に基づいた医療)における医療の質の向上とリスク軽減をサポートするとの内容の講演を行いました。また、昨今、世界中の医療機関において、ここで紹介する活用事例をはじめEBM分野での予測分析ソフトウェアの利用が増加しています。
去る2009年4月4日から8日までの5日間、医療情報マネジメント・システム協会(HIMSS:Healthcare Information Management System Society)の年次カンファレンスが、シカゴにおいて開催されました。同カンファレンスは、毎年、医師をはじめ、多くの医療従事者や政府関係者、ITベンダーなどが参加し、基調講演や教育プログラム、企業展示、認定試験などが行われる大規模な医療ITの展示会です。SPSS は、同カンファレンスにおいて予測分析ソフトウェアが、どのように医療の質の向上とリスク軽減を実現するかについて講演を行いました。
■ 医療情報マネジメント・システム協会
(HIMSS:Healthcare Information Management System Society)
http://www.himssconference.org/
今日、多くの医療機関が、医療の先行事例や患者の病歴、疾患などの客観的な情報を基にした治療方法、EBM(Evidence-base medicine:根拠に基づいた医療)を採用しています。
SPSSが提供する予測分析ソフトウェアは、EBMによる治療方法の改善やリスク低減をサポートするツールとして、世界中の医療機関に導入されています。その導入数は、年々増加傾向にあり、今後さらなる増加すると予想され、医療分野の新しい潮流となると思われます。
データ収集から統計解析やデータマイニング、そして分析結果の展開までカバーするSPSSの予測分析ソフトウェアは、より優れた治療の選択や患者の回復時間の短縮、スタッフの適切な配置などに活用され、医療機関におけるEBMを強化します。さらに、医師やスタッフに対して、患者の安全性、手術の複雑さ、さらに死亡率などの情報について、より高い見識を持たせることで、リスクを低減します。
SPSS Inc.のパブリックセクター担当テクニカルディレクターであるビル・ハーフィーは、次のようにコメントしています。「SPSSの予測分析ソフトウェアは、EBMに必要なプラットフォームといえます。予測分析テクノロジーを利用すれば、患者一人ひとりに対して、より適した治療を施すことが可能です。SPSSは、医療データや患者データを活用して、より良い治療方法を予測し、効果的な治療を、適切に、そしてタイムリーに施すことを可能にすることで、世界中の医療機関の効率化を継続的にサポートします。」
以下、EBM分野での予測分析ソフトウェアの導入事例を紹介します。
<導入事例1>患者一人ひとりに合わせた治療を施すことによりリスクを低減
セコイア病院(米国カリフォルニア州)
URL:http://www.sequoiahospital.org/
米国カリフォルニア州レッドウッドシティのセコイア病院の心臓外科は、患者一人ひとりにあった治療方法を提供するためにSPSSの予測分析ソフトウェアを導入しました。
同病院の心臓外科医は、SPSSの予測分析ソフトウェアを利用して、患者一人ひとりにあった手術の方法や治療方法について理解を深めています。年齢や体重、健康状態、手術歴、そして必要な手術の前例数などの情報から、個々の患者に対する様々なリスク要因について分析を行っています。具体的には、わずか数秒で最近心臓発作を起こした80歳の患者の冠動脈バイパス手術の死亡リスクを判明することができます。
このようにして、医師、患者、そして患者の家族は、充分な情報を基にして、手術を進めるべきか、または保留にするべきかを判断することができるのです。このような診療におけるリスクマネジメントにより、セコイア病院は、胸部外科医協会などが発表する生存率の全国統計において、トップレベルに位置づけられています。
セコイア病院のオードリー・フィッシャー氏は、「患者は、手術の前に手術の危険性を心配しています。SPSSの予測分析ソフトウェアを利用することで、患者に対して必要な情報を提供することができ、患者一人ひとりにあった意思決定を行うことができます。SPSSの予測分析ソフトウェアをEBMに使用することで、医療スタッフはより適した手法、処方、技術をより深く理解することができ、治療を改善できます。」と語ります。
<導入事例2>データ収集ソフトウェアを使用して治療の質を向上
ウェスリー・リサーチ・インスティテュート(豪州ブリスベン)
URL:http://www.wesleyresearch.org.au/
オーストラリアのブリスベンにあるウェスリー・リサーチ・インスティテュート(以下:WRI)は、1994年よりウェスリー病院における治療の質、安全性、そして臨床結果の向上を目的として、80以上の研究プロジェクトと50回以上の臨床試験を実施しています。
同組織は、より正確な診断を迅速に行うために、10年前からSPSSの予測分析ソフトウェアを利用し、データの収集と分析を行っています。その結果、副作用の低下や患者の回復時間の短縮、患者治療全体の改善を達成しています。SPSSの予測分析ソフトエアは、WRIが現在行っている心臓外科、冠動脈造形、血管形成、電気生理学、そして血管内手術の研究プログラムにとって不可欠な存在になっています。
外科医、心臓専門医、血管外科医、X線技師、そして技能者を含む臨床チームのすべてのメンバーが、プロジェクトの設計から構築、分析そしてレポーティングの全プロセスに関っています。この協力体制は、データ収集や分析プロセスの透明性を確保し、臨床結果と安全性を向上させ、タイムリーに、正確な結果を促進するという目的のもと構築おり、設計からレポーティングまで、すべてにおいてSPSSのデータ収集ソフトウェアが活用されています。
WRIのジェネラル・マネージャー、ヴィンセント・マックファーラン氏は、「SPSS の予測分析ソフトウェアがもつ柔軟性、使いやすさ、そして正確性によって、関係者はタイムリーに適切なデータを受け取ることができます。それにより、すべての患者の全治療プロセスにおいて、質と安全性を向上させることができます。プログラムが成功しているため、私たちはSPSSの予測分析ソフトウェアの活用範囲を広げようとしています。その一例として、WRIとウェスリー病院との共同事業であるウェスリー臨床結果向上プログラム(The Wesley Clinical Outcome Improvement Program)を通じて、腫瘍学、泌尿器学、小児科などの分野での活用を考えています。
■医療機関におけるSPSSの予測分析ソフトウェアの活用について
SPSSの予測分析ソフトウェアは、世界中の医療機関において、医療研究の支援をはじめ、疾病の改善、治療の質の改善、業務効率化、各種認定の維持、不正防止、そして公衆衛生保護など、さまざまな分野において活用されています。
SPSS Inc.プレスリリース
http://www.spss.com/press/template_view.cfm?PR_ID=1079
SPSSについて
SPSSは、予測分析(Predictive Analytics)ソフトウェアとソリューションをグローバルで提供するリーディングカンパニーです。SPSSのPASW製品(Predictive Analytics Software/予測分析ソフトウェア)は、データ収集、統計、モデリング、展開の4つの製品ラインから構成されています。PASW製品は、データ分析をビジネスプロセスに組み込み、顧客や従業員の態度や意見を捉え、将来の行動を予測し、それらの結果を意思決定に活用することを可能にします。またSPSSのソリューションは、分析、ITアーキテクチャ、そしてビジネスプロセスのコンバージェンスに焦点を合わせ、組織全体で相互に関連し合う経営課題に取り組みます。SPSSのテクノロジーは、世界中の民間企業、政府機関、そして教育機関の顧客から、新規顧客獲得、解約防止、顧客育成、不正検知およびリスク軽減などに利用され、組織の競争優位性の源泉として活用されています。1968年創立、 本社は米国イリノイ州シカゴ。日本法人は、1988年設立。詳しくはWebサイトをご覧下さい。
SPSS Inc.: www.spss.com / SPSS Japan: www.spss.co.jp
本件に関するお問合せ先
エス・ピー・エス・エス株式会社 【広報担当:畠(はた)】
〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39恵比寿プライムスクェアタワー10F
TEL:03-5466-5511 FAX:03-5466-5621 E-mail:SPSSPR@jp.ibm.com

